じろうの備忘録

好きな風に書きます

週刊かすみん 1話 新しいトキメキ

こんにちは じろうです。

ついに始まりましたね。

 

アニメ虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会

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響け!トキメキ!

 

 一期の放送時期には虹ヶ咲の存在すら知らなかった私にとってはリアルタイムで見る初めての虹ヶ咲です。

 後々何回も見返すことになろうと、リアルタイムの興奮を味わえるのは今回だけ、ということでその時アニメを見たときのを毎週ブログに記録していこうと思います。

 記録しようと思いました。

なーんも書けん

 いや書こうとしたんですよちゃんと。侑ちゃんの今後の展開とかランジュさんのスクスタとの方向性の違いとか。

いやほんとびっくりするくらいなーんも書けん

ここで俺気づいたんだ、別に俺アニメ自体の考察記事ってそこまで書きたくないんじゃないかって。俺が書きたいと思って書いた記事って無敵級*ビリーバーについてだったりしずかすについてだったり、結局かすみんについてしか書けないんだなって。

というわけでアニメ自体の感想や考察は他のオタクに一任しまして、当ブログのアニメ記事の方針は

その週のかすみんを抜粋してかわいいかわいい言うだけ

となります。

 

第一話 新しいトキメキ

4/2(土)、22時手前、こんなに一つのアニメでドキドキしたのは初めてかもしれない、思えば去年の秋に虹ヶ咲の一期をdアニメストア見て心を揺さぶられ、無敵級*ビリーバ―という人生最大級に好きな楽曲でかすみんに落ちて、無敵級が好きすぎて我慢できなくなって初めてブログも書き、ラブライブツイッター垢を作って色んなオタクたちとツナガルコネクトして、京セラドームの4thライブで最高に虹ヶ咲が好きになった。思えば虹ヶ咲を知ってから約半年、色んな楽しいことがあった。そしてついに二期が始まる。きっと最高のトキメキをまた味わえることだろう。さあ、ついに始まった。

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ノスタルジー感じちゃうね

しずかす!しずかす!やっぱ二期もしずかすなんだよ!

のびーのびーしているかすみんにしず子が教科書を読んで勉強を教えているんですかね。初手から良いものを見させていただきました。

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あっ…あっ…

 スーツかすみん

 ありがとうございます。ありがとうございます。

 記念すべき二期最初のキャラのソロとしてのカットはかすみんです。

 いや、ただでさえかすみんは宇宙一かわいいのにかっこいい属性まで付与したらもう手の付けようがないが。

 だが俺は初手スーツかすみんの衝撃に耐えながらも見逃さなかった。そう、1期13話にてしずかす界隈を彷彿とさせたしず子からの演劇祭のお礼であるヘアピンである。

 二期キービジュアルにおいてかすみんがこのヘアピンを着けていないことで界隈は一時騒然とし、多種多様な憶測がなされてきました。

いや、普通に着けてるじゃん

 ある意味衝撃でしたね。あの時間を返してくれ。

 でも、ヘアピンを着けているのはこのPV内のみで、通常のシーンでは着けてないんですよね…ここから様々な妄想ができます。

 最有力は、「このヘアピンをかすみんが着けるときは、かすみんが無敵級に可愛くなりたいときだけなんだ」という理由ですかね。桜坂さんが大喜びしそうです。

 もしかすみんが今後のダンスアニメーションPVの中だけでまたかすみんがヘアピンを着けていたりしたら僕は尊死しますのでどなたか弔っていただけると助かります。

 

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うおおおおおおおお!

 なんということでしょう。

 スクールアイドル中須かすみ、自らが歌い踊った思い出深いステージを

 粉☆砕☆

 これはロックですね。何故このような行動に至ったのかを桜坂監督に是非一度お話を伺いたいものです。

 歌って踊るだけのスクールアイドルではやはり今の時代は生き残れないのでしょうね…

 

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嘘…私の侑ちゃん自己主張激しすぎ…

 かすみん小っちゃくない?

 遠近感でそう感じるだけ?

 まあかすみんが155cm、果林ぱいせんが167cm、エマぱいせんが166cmだからそんなおかしくないのか…エマかりデカすぎんだろ…

 なんかエマお母さんと果林お父さんの子供みたいだねかすみん。

 余談ですがしずくの身長は157cmでかすみんより2cm高いです。

 更に余談ですが、しずくの声優さんのmedkorさんは146cmなので璃奈ちゃんよりも身長が低いです。存在が二次元なんよ…

 

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ほう…せつかすですか…

 PVをお披露目できる場所を生徒会と相談するかすみん偉いね…

 かすみんは同好会の部長なので当然ですね。自称じゃんとか思った人、怒らないから正直に名乗り出てください。

 

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いいお嫁さんになりそう(しず子の)

 かすみん半端ないって!アイツ半端ないって!めっっちゃ多種多様なコッペパン作ってくるもん!そんなんできひんやん普通、そんなんできる?

 彼女のコッペパンにかける情熱は正直常軌を逸してます。

 一個一個違うコッペパン、どれだけの時間と労力をかけたのだろうか。

 好きなことには全身全霊をもってぶつかる。中須かすみスピリットがこのコッペパンには込められています。

 右上のコッペパンは無敵級*ビリーバー/未来ハーモニーのアニメーションPVでも描かれたレインボーコッペパンですね。

 こういう細かいネタも入れてくれるアニガサキスタッフ愛してる。

 

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先輩二人に挟まれてる中須後輩概念

 ラブライブ伝統(?)の抽選BOX、引くのは当然部長のかすみん。

 気合い入れてる表情のかすみんも嫌そうな表情しているかすみんもかわいい…いやこの人、毎カットかわいいなどうなってんだ

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髪の毛ぱさぁ

 めっちゃ動くね!

 ここのシーン相当気合入って描かれてるよね。

 SUNRISEというのもあってか動きがガ〇ダムっぽいなって思っちゃいました。

 真剣な表情のかすみんもかわいいよ!

 

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 ご用意できませんでした(許さねえよe-plus)

 虹ヶ咲学園マジですげえ数の同好会ありそうだしね

 個人的に観覧車同好会がすごく気になってます。9月にヴィーナスフォートの観覧車が閉鎖されたとき、果たして彼女たちは正気を保てるのでしょうか、とても心配で一日3食しか食べられません。

 かすみんが抽選を引いたけど、一緒に謝ってくれる愛先輩と彼方先輩があったかすぎて僕は泣きそうです。こういう細かい描写があるからこのアニメ、好きなんだなあ。

 

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仕事できる女 かすみん

 生徒会と打ち合わせしているかすみん。この左手に虹ヶ咲学園スクールアイドル部長の貫禄が宿っています。かすみんはやればできる子なんです。

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 しずかすりなはそのうちガンに効くようになります。

 ここで着目していただきたいのはかすみんが着ている服ですね。とても可愛らしい黄色い服ですね。かすみんはファッションセンスも高いなぁ。

 よく見るとなんとボタンの色がしず子の水色とりな子のピンク色です。いやかすみん二人のこと大好きすぎかよ。面と向かって言えないからこういうところでさりげなくアピールするかすみさんマジ乙女。え?りな子のイメージカラーは白だって?細かいことは気にするな。

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 ランジュさんにスクールアイドルフェスティバルを見てスクールアイドルを始めたくなったと言われたかすみん

 嬉しそう…俺もうれしいよかすみん…

 そりゃ嬉しいよね、いったんは解散の危機に陥りながら一人になっても諦めずに存続させた同好会、その同好会に海外から入りたいなんて留学生がやってきてくれた。喜びもひとしおのことでしょう。

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テンテンテテンテンテンテテンテン(BGMかすみんです!!!)

 パァン

 いやー気持ちいい音が鳴り響きましたね。

 空中貯め下Aスマッシュと言ったところでしょうか。大〇闘ス〇ッシュブ〇ザーズさん、お声がけお待ちしております。

 でも机叩いただけでこんな音しますかね…?

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画面下に注目

 嘘だよな…?かすかす…お前パンフレットを…?

 

 

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何もしないで引っこ抜くのはやめよう!

 あああああああ!中須ううううううううう!USB引っこ抜くんじゃねええええ!

 

USBフラッシュメモリをそのまま抜いても大丈夫ですか?

必ず[ハードウェアの安全な取り外し]を行ってデバイスを抜いてください。 そのまま抜くと、デバイス内のデータが破損する可能性がありますので、ご注意ください。

引用:ELECOM

 いくら推しと言えど許せないことはあります。皆さんは正しく電子機器は扱いましょう。中須さんは栞子さんに反省文の提出です。

 

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しず子「嘘…私の年収低すぎ…」

 なんて顔してやがる…中須…!

 かすみんの、というかラブライブの宿命顔芸。一話目から飛ばしてきましたね。

 今回は一年生二人も巻き添えです。りな子は顔芸としてカウントしていいのかはわかりませんが。

 

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かすみさんを見つめるしず子の横顔可愛すぎん…?

 「なんなんですかあの人ぉー!」

 この二期を通してランかすがどこまで描写されるのかは地味に楽しみの一つだったりします。普段かわいいって言ってください!と叫び回っているかすみんがかわいいかわいい言われてうんざりする…かすみんの新しい扉が開きますね。ランジュさんには期待しています。(どこから目線だ)

 

 毎週こんな感じでかすみんを書いていこうと思いますよろしくお願いします。

 二期もかわいいかわいいかわいいかすみんが沢山見れることを楽しみにしています。

 

 

「雫」と「霞」

 こんにちは じろうです。

 虹ヶ咲4thライブを終えてから未だに虹ヶ咲のことばかりを考えてる生活を送っています。

 この記事が公開されているときには虹ヶ咲2期1話が放送されたことでしょう。とても楽しみです。

 さて本日は4月3日

 

桜坂しずくちゃん誕生日おめでとうございます!

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 演劇部にスクールアイドル、どちらにも全力で取り組むしずくちゃんがとても大好きです。

 

 今回書く記事では、中須かすみちゃんと桜坂しずくちゃんの二人の関係性について書けたらなと思います。いわゆる”しずかす”ですね。

 本当は二人の真ん中バースデーに書きたかったけど時間がなくて…

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しずかす…尊い

 この二人、アニメだったりスクスタだったりコラボのイラストだったり何かとくっついている印象があります。

 メタ的な視点になってしまうのですが、中須「かすみ」桜坂「しずく」と二人とも名前が平仮名な点、漢字にすると「雫」「霞」と二人とも雨冠を持った字になる点から、制作サイド側から意地でもこの二人をくっつけて売り出そうという意思が伺えます。

 

 しかしこの2人、パッと見の印象ではとても活発で元気溌溂なかすみちゃん、物静かで落ち着いた雰囲気を持ったしずくちゃんと、真反対の性格で中々共通点を見出せないというか、あまり仲良くなる要素が見えてこない気がします。

 ですが私の見解では、この2人は真反対の性格ながらもとても似たもの同士であり、だからこそ2人はとても仲が良いのではと考えています。

 今回はそんな2人の関係性についてアニメ8話の「しずく、モノクローム」を主題にして、かすみちゃんのソロ曲である「無敵級*ビリーバー」を参考にしながら考えたいと思います。

 もし良かったら私が以前書いた無敵級の記事を読んでから今回の記事を読んでいただけると嬉しいです読まなくても大丈夫ですが。

 

ziroziroziro.hatenablog.com

 

 また、スクスタなどとは矛盾が発生してしまう可能性はありますが寛大な心で許してください。

 100人オタクがいたら100通りのしずかすがあっていいと思うので…

 

 

 

 

 

 

しずく、モノクローム

 下のシーンは7話のCパートのしずくちゃん。台本を物憂げに見つめる彼女は一体何を考えているのでしょうか。

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台本を見つめるしずくちゃん

 

 

白いしずく、黒いしずく、そしてもう一人のしずく

 しずくとかすみ、二人の関係性を読み解いていく前にまずはしずくについて考えていきたいと思います。

 しずくといえばなんといっても「演劇」ですね。

 表現の幅を広げるために演劇部とスクールアイドルを兼部しているという少し変わった経歴があります。

 

 さて、今回のお話を通じての一つの重要な要素として白いしずくと黒いしずくの存在があります。

 この二人の存在に対して自分は下のようにまとめました。

 

 白しずく:しずくの〇〇したい!という純粋な気持ちの部分。今回で言うと歌いたい!演じたい!という気持ち

 黒しずく:しずくの嫌われたくない、変な子って思われたくないという気持ちの部分

 

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 今回のお話ではこの白しずくと黒しずくの演劇が度々挟まれます。

 歌いたい、自分の気持ちを曝け出して演技をしたい!といくら白しずくが思ったところで嫌われたくないという思考を持った黒しずくがその邪魔をします。

 8話開始時点で、この思考を持った黒しず子が存在する限り桜坂しずくは自分を曝け出すというトゥルーエンドにはたどり着けません。

 この「しずく、モノクローム」という話の本質は、この黒しずくをどのように攻略するかという点に集結していると思います。

 

 さて少し複雑になってくるのですが、自分の考えでは彼女には根本的に2人の桜坂しずくが存在していると考えています。

 これを「素のしずく」「演じているしずく」と定義しようと思います。

 この「素のしずく」の中に黒しずくと白しずくが存在し、それとは別に「演じているしずく」が存在しているイメージです。

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桜坂しずくイメージ図

 アニメで私たちが見ているしずくは、ほとんどが「演じているしずく」だと思っています。

 そして、黒しずくと白しずくが演劇をしている様子はしずくの内面の世界を表しているのだと考えます。

 最初は白いしずくが素のしずくで黒いしずくが演じているしずくなのかなと考えてたんですけど、黒いしずくが「嫌われるのが怖い」という感情を持っていることから白いしずくと黒いしずくをまとめて素のしずくとするのが一番しっくりきました。

 

桜坂しずくの葛藤

 誰からも好かれる、外面が良い、八方美人、客観的に普段の桜坂しずくを見たときこのような印象を受けます。

 彼女は「演じる」ということに対してずば抜けた才能を持っていたのでしょう。その才能は舞台上でも日常でもいかんなく発揮され、彼女は「演じる」という魔力に取りこまれてしまいました。

 その結果、彼女は「演じているしずく」の部分しか表に出すことができなくなった。

 しかし今回、彼女は演劇部の部長に「自分を曝け出す」ということを求められます。

 それは、舞台だろうが日常生活だろうが相手の望むことを演じる”だけ”で良かった今までとは180度真逆のことをしなくてはいけない。彼女はひたすらに悩み自分に向かい合うことになります。

 

私の歌は誰にも届かない

子供の頃のこと 覚えてる?

みんなと少しだけ違う

ただそれだけのことだったけど 私はいつも不安だった

誰かに変な子って思われたら? 嫌われたらどうしよう…

いつもそんなふうにおびえていた

だから 本当の自分を隠すようになった

そしたら すごく楽になれた

あの日からずっと 私はうその私のまま

自分を偽っている人の歌が 誰かの心に届くわけがない

そうでしょう?

 

 上記は黒しずくの独白。

 ここから読み取れることは、しずくにとっての「演じる」という行為は元々自分が心の底からやりたかったものではなく、嫌われたくない、変な子と思われたくないという感情からくる逃げの一手だったということ。楽しむためにやっているのではなく楽になるためにやっていたということです。

 そうして自分を隠して演じることを繰り返していくうちに、演じているときの自分が彼女にとっての普通になり替わってしまった。その結果先ほど定義した「演じているしずく」が生まれることになりました。

 

 

 場面変わってヴィーナスフォートで一年生が遊んでるシーン

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この二人の組み合わせ好きなのよね…

自分が 桜坂しずくだってことを 忘れられるの

自分が 嫌なの?

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ここと全く同じ場所がお台場に会って感動した

できないよ… さらけ出すなんて…

嫌い… こんな私…

 嫌われたくないという思いから演技を始めたのに、そんな自分を一番嫌っていたのは自分自身だった。

 彼女は自分を曝け出すという行為がどうしてもできなかった。曝け出したら今まで自分を好ましく思っていた人から嫌われてしまうかもしれない、変な子って思われるかもしれない。

 結局のところ彼女は最後まで「自分を信じる」ということができなかったのだと思います。

 嫌われようが何だろうが自分自身を信じることができれば、きっと自分を曝け出すことができる、本当の自分を見つけることができる。

 ですが、この座り込んでいるシーンでのしずくはもうそんなことは絶対にできない、いわば詰んでいる状態です。

 おそらくこれ以上一人でいくら悩んだところで状況が好転することはないでしょう。

 ですが幸運なことに彼女の親友には自分自身を信じる天才がいました。

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しずくとかすみ

 私は記事の最初で、しずくちゃんとかすみちゃんは似た点があるのではと述べました。まずはそこから考察していきたいと思います。

 以前書いた無敵級の記事で私はかすみに対して、自分自身に絶対の自信を持ち可愛いと信じて疑わない「かすみん」と、自分自身にそこまで自信がなく、少し弱気な「中須かすみ」の二種類の人間が存在していると思っていると述べました。

 私は、この弱気な「中須かすみ」と「素のしずく」は極めて似ている存在であると考えています。

 どちらも歌いたい!演じたい!などと言う純粋な欲求を持ちながらも、他人の目が気になって弱気になってしまう、そんな自分自身に嫌気が差してしまう。かすみとしずくの心の奥底の部分はこのネガティブで後ろ向きな性格であると思っています。

 そしてそこから本来の自分ではないような自分を作り出したところまでしずくとかすみは同じ道を辿っています。

 

 しかしこの二人、作り出した自分が全く異なっていた。

 「中須かすみ」は自分自身をひたすらに信じぬくことによって自らが心から望んだ「かすみん」という存在をごく自然に作り出した。

 これに対して「素のしずく」は自分自身を信じられずにただただ嫌われたくないという思いから逃げるため、楽になるために「演じているしずく」になってしまった。

 しずくとかすみは最初の出発点は同じだったのに、最後の到達点は全く違うものとなっていました。

 

 上記のように、2人の関係は同一性と対称性を同時に持ち合わせており、だからこそ性格は違うのに似ていると感じたのではないかと思いました。

 

 

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しずくかすみ分岐図

 

この世界中の全員がNOだって言ったって

 しずく、モノクロームの場面に戻ります。

 

知らなかったあ…

しず子があんな頑固だったなんて!

ほんと どうしちゃったんだろ…

きっと 今のしずくちゃんも しずくちゃんだよ

~~~~~~~~~~~~~~~~~

私の時は 愛さんが ぐいって引っ張ってくれた

しずくちゃんには…

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璃奈ちゃんボード「ファイトぉ」(かわいい)

 璃奈ちゃんに背中を押され、かすみは親友のもとへと走り出します。

 ヴィーナスフォートで「自分が桜坂しずくだということを忘れられる」と漏らした時点で璃奈ちゃんはしずくがどういう心境なのかを察していたのでしょうね。

 ですが、ここまでしずくはかすみに対して一切弱気な自分を曝け出してはいません。しずくのもとへ走り出した時点ではかすみは正直現状をあまり理解していなかったと思います。

 それでもかすみはしずくのもとへ、大切な親友のもとへ走り出した。彼女が悩んでいるなら力になりたいというその一心で。

 

じぃ〜…

目 ちょっとはれてるよ

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近い近いですよ

そんな顔で必死に隠そうとしないでよ!

私としず子の仲でしょ!?

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 きっと、自分の心の中に他人を入れることも、他人の心の中に入っていくことも本当はすごい怖いことでそんな簡単にはできないことだと思う。

 でも彼女たちは入っていくことを、受け入れることを選んだ。

 

今度の役ね 自分をさらけ出さなきゃいけないんだって

でも 私にはできない

私… 小さい頃からずっと 昔の映画や小説が好きだったの

でも そんな子は私しかいなかったから… 不安だった

誰かに『変なの』って顔される度 嫌われたらどうしようって…

そのうち 他のことでも 人から違うなって思われることが怖くなって…

だから 演技を始めたの

みんなに好かれる いい子のふりを…

そしたら… 楽になれた

私… やっぱり… 自分をさらけ出せない…!

それが 役者にもスクールアイドルにも必要なら…

私は… どっちにもなれないよ!

表現なんてできない…

嫌われるのは… 怖いよ…!

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このシーンのしずくちゃん、共感しすぎて胸が苦しくなる

 しずくが初めてかすみに打ち明けた自分の「黒いしずく」の部分。

 嫌われるのが怖い、変な子って思われるのが怖い、人から違うって思われるのが怖い。

 自分の感情を包み隠さず親友にぶちまけます。

 

 

 かすみは理解した、しずくが自分自身を信じれなくなって苦しんでいることを。

 かすみは思い返した、かつて自分が世界中からNO と言われている気持ちになったことを。

 だがかすみは「無敵級なビリーバー」だった、それは残酷なほどにしずくとは異なっていること、しずくはかすみにはなれない、どう足掻こうがしずくは絶対的に自分を無条件に信じる「無敵級なビリーバー」にはなれない。

 かすみはそこまで理解したうえでしずくに言葉を投げかけます。

もしかしたら しず子のこと好きじゃないって言う人もいるかもしれないけど!

私は 桜坂しずくのこと 大好きだから!

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 しずくは自分を絶対的に信じることはおそらくまだできない。

 そりゃどんなときだって自分で自分を信じ抜くことができるなら、それはまさに”無敵”そのものだ。

 でもそれが無理なら、別に信じる人が自分自身じゃなくたっていいんじゃないか。

 世界中の人から自分のことをNOと言われようが、例え自分が自分自身のことをNOと言おうが、たった一人だけでも絶対的に自分をYESと言ってくれる存在がいるのならば、それだけでもう”無敵級”になれるのではないか。

 だから自分の全てである「私」として、彼女の全てである「桜坂しずく」に対して、あなたの代わりに私があなたの全てを信じる、全てを肯定する、かすみはそう宣言した。

 

「ねえしず子、しず子は自分のことを信じれなくなっちゃったんだね。まあかすみんは凄いですからそんなことヨユーでできるんですけどお…しず子には難しいか、いいよ、じゃあしず子の代わりにかすみんがしず子のことを信じてあげる、例えしず子がしず子のことを嫌いって言ったって私だけは桜坂しずくのことを絶対に好きでいてあげる。だから感謝してよね!」

 

本当の私

 かすみに大好きと言われたしずくはおもいっきり笑います。

 そしてしずくは窓を開け空を見上げる。その顔はとても晴れやかなものでした。

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 場面は合同演劇祭

 黒いしずくは、今までのネガティブな発言とは異なった言葉を投げかけます。

私… それでも歌いたいよ…!

 きっと今までの嫌われたくない、変な子と思われたくないという感情だけを持った黒いしずくからは歌いたい!なんてセリフはきっと出てこなかった。

 

ずっとあなたから目をそらしていた

でも 歌いたい その気持ちだけはきっと真実!

今まで… ごめんなさい

 

 しずくは黒いしずくを、隠していた自分自身を受け入れた。

 それは嫌われないようにすることではなく、嫌われてもいいと思うこと。

 自分のやりたいこと、表現したいことをしずくは貫き通せる。だって、例え世界中の人から嫌われたって彼女だけは絶対に自分のことを好きだと言ってくれるから。

 そして白いしずくと黒いしずくは一つになり「本当のしずく」が誕生した。

 

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最初は二体なのに追い詰めると合体する敵っているよね…

 しずく、モノクロームについて考える際、「本当の私」ってなんなんだという疑問に必ずぶち当たるのではないでしょうか。

 自分の答えは至ってシンプルで、歌いたい、演じたいという純粋な気持ちを持った白いしずくと嫌われたくないという気持ちを持った黒いしずくの要素をもった「素のしずく」が本当の私そのものなのではないかと思います。

 「本当の私」は物語の最初から我々に提示されていました。しかしそれは彼女の内面に限った話。

 彼女の中の「素のしずく」が「本当のしずく」という存在に昇華し外の世界に飛び出すためには白いしずくと黒いしずくが分かり合い一つになることが絶対条件でした。

 きっとどっちのしずくだけでも「本当の私」にはなりえなかった。

 最初は逃げるため、楽になるためだけに演じている自分を作り出してきた、でも今は違う、自分の表現したいことをありのままに曝け出せる。

 しずくはもう目をそらさない、「逃れようのない本当の私」から。

 

これが私

逃れようのない 本当の私!

嫌われるかもしれない

でも 好きだって言ってくれる人もいた

だから この小さなステージで もう一度始めよう

 

 こうしてしずくは無事トゥルーエンドへとたどり着いたのでした。

 

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「本当の私を見てください!」

 

 

 

 

 

総括

 私はしずくちゃんの「自分が嫌い」という思いが痛いほどわかり、私自信もまたかすみちゃんの「無敵級*ビリーバー」に助けられたと思ってるので、実は勝手に親近感を覚えています。

 ですが今回、余りにもかすみさんの存在が大きすぎて、仮に今かすみさんが居なくなってしまったら、しずくは一体どうなってしまうのか少し心配ではありますが…

 

 今回の記事を考えるにあたって、自分の中でかすみさんがいないと生きていけないしず子概念が好きすぎて、それ前提で話を見てしまいバイアスが生まれてしまったのではないかという不安があったりしますが、まあそこも含めて自分の考えなのでしょうがないかなと思ってます。(しずく推しの方刺さないで…(´;ω;`)

 2期でしずくとかすみが次はどのような物語をみせてくれるのか、とても楽しみです。

 私としては一生2人で寄り添って共依存しながらイチャイチャ生きていくというのでも一向に構わないのですが…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おまけ

ここからアニメのしずかすシーンに対してオタクが騒ぐだけのブログになります。

時間が有り余って仕方ねえんだという人以外は見なくていい気がします。

 

2話 Cutest♡ガール

 

 1話は二人が絡んでるシーンがなかったので2話から、しずくちゃんとかすみちゃんのアニメ初絡みのシーンですね。2人仲睦まじく食堂で談笑してるシーンはとても癒されますね✨

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ナデナデナデナデナデナデ

 

 

 

座ってる位置おかしくない?

 

 

 

 

 実は初めてこのアニメを見たときは余りに自然すぎて「ほーんこの2人って仲ええんやなぁ」みたいな感じで流してましたけど、冷静に考えて公共施設で4人掛けテーブルがあるのに2人並んで座るって状況何?

 どんだけ仲良いカップルでも流石に向かい合って座るよね…

 しかも頭ナデナデまで平然としちゃってるし…

 他の生徒に写真撮られて「えっあの2人って付き合ってるのかな?!」ってSNSで拡散されて2人のスクールアイドル生命は終わりですね。いやむしろ人気が爆発する気がしてきたな。

 本当の自分云々悩むよりもよっぽどこれの方が恥ずかしいと思うんですけどいいんですかね…

 

 そんな感じで初っ端からありえんイチャイチャを視聴者に見せつける形となりました。しずかす派閥の方々もこれにはニッコリ。

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ねえ…話しづらくない…?

 

 

3話 大好きを叫ぶ

 相変わらず距離が近いお二人、無意識に寄ってっちゃうのかな…可愛いね…

 かすみんがこのコッペパンを一体どこから取り出したのかは虹ヶ咲学園七不思議の一つです。このコッペパンの真相について情報をお持ちの方は至急情報提供の方をよろしくお願いいたします。ちなみに他の七不思議の一つには田中ちえ美さんは天王寺璃奈ちゃんの声をどこから出しているのかというものがあります。こちらも情報提供お待ちしております。

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いやマジでどこから取り出してんの…
4話 未知なるミチ

 あれれ~しず子わかんないんですか~~~?????????????(煽り)

 

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むーーーーー

 おいおい可愛すぎかよ…(吐血)

 8話以前でもしず子はかすみんに対してはだいぶ曝け出してる感がありますね。

 

 場面変わって同好会の練習に行く前に待ち合わせをしているであろうシーン。

 この駅は新橋駅だそうです。

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待ち合わせしてるの…いいよね…

 しず子の実家は鎌倉だそうなので、鎌倉駅から新橋駅まで電車で約1時間、新橋駅から虹ヶ咲学園駅(東京ビッグサイト駅)まで約20分、通学時間の4分の1を一緒に登校するためにしず子はかすみさんと待ち合わせしている計算になります。

 どっちが待ち合わせて学校行こうって言いだしたのかな…これネタにSS書けそう…

 

5話 今しかできないことを

 衣装を選ぶときも一緒に選んでるよ…可愛いね…

 あっこの衣装かすみさんに似合いそうだね💕

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あいりなの間に挟まる侑ちゃん

 そして写真を撮るとき、かすみさんの後ろをさりげなーく確保して肩にさりげなーく手を置いてますね。

 かすみさんは自分の女だアピールでもしているのでしょうか。

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ドヤ顔ダブルピースかすみん
6話 笑顔のカタチ(〃>▽<〃)

 みんなで璃奈ちゃんのマンションに行こうとするシーン。

 やはりここでもさりげなーくかすみさんの手を取るしず子さん。

 「かすみさんを引っ張っていくのは私じゃなきゃダメだから…」

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しず子めっちゃいい笑顔じゃん…
7話 ハルカカナタ

 しょうもない微笑ましいやりとりをしているお二方。

 やっぱ他の人と比較したら明らかにこの二人同士の絡みは多い気がしますね。

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「しず子も悔しいでしょ!ねえ!」

 

 ドヤ顔かすみん通称ドヤみんをにっこりと見つめるしず子さん。

 なんか子を見つめるお母さんみたいな眼差しですね。

 ふと思ったんですけどしず子のリボンが黄色いのってかすみさんへの私信ということでいいんですかね?どこかでリボンの色に言及していたとかありましたら私にご一報頂けると幸いです。

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どやみんかわいいYO
9話 仲間でライバル

 誰がダイバーフェスに出る?というくだりで動きがシンクロしてしまうお二方。

 やっぱり二人は気が合うね💕

 8話以前のしず子だったら、この場面で自らが立候補するなんてしようとすら思わないと思うので、やはり心境の変化が伺えます。

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あはははは…

 こちらしずかすの間に挟まるりなりーです。

 普通ならば炎上案件ですが、りなりーは特別に許されています。むしろ積極的に挟まりに行ってほしいものです。

 もし来世というものがあるならば私はこの空間の壁か天井になりたい。

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ステータスが強化されてそう
10話 夏、はじまる。

 「ねえしず子、自分曝け出しすぎじゃない?」

 なんということでしょう、桜坂しずく、あろうことか自分を全力で救ってくれた親友を煽り散らかしております。

 これはもうかすみさんがしず子をにゃんにゃん(意味深)する二次創作が巷に溢れかえっている現状も致し方ないですね。

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にゃんにゃんにゃんにゃんにゃんにゃん

 余談ですが、りなりーがかすみんの点数見て「うわぁー(えっ…人ってテストでこんな点数取れるんだ…)」みたいな顔しているシーンが狂おしいほど好きです。

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ほんとこのりなりーの顔じわじわくる


 続いて合宿の食事のシーン、やはり二人は隣に座っております。

 同好会の皆にはもうこの二人でハッピーセットなんだと認識されていることでしょう。

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これはカプ厨戦争の火種

 続いて肝試しのシーン

 今でこそこういうことはウッキウキでやるしず子のイメージがありますが、やはり8話以前ではやらなかったのかなと思います。

 愛ぱいせんに「かすみさんにも言われたんです!」ってわざわざ嬉しそうに報告するのがなんか好きすぎる。

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ヴァンパイアかすみんに嚙まれたい…

なあ侑さんや、そこ変わってくれんかのお…

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璃奈ちゃんボード「はわわわわわ」(可愛い)

 

 

11話 みんなの夢、私の夢

 そろそろ語彙のレパートリーもなくなってきました第11話

 かすみんBOXの中身に何もないのを「え、なにもなし?」と苦笑いを浮かべるしず子さん。流石にここは煽らなかったですね。きっと二人きりになったらナデナデして慰めているんでしょうね(妄想)

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中須の顔ヤベえだろ…
12話花ひらく想い

 かすみんが水色のヘアピンしてしず子が黄色いリボンしてるってもうこれ確信犯だよね?ねえ?

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夫婦に見えてきた
13話 みんなの夢を叶える場所(スクールアイドルフェスティバル)

 正直疲れたので段々と適当になってしまっていることを深く謝罪します。

 

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スゥゥゥゥゥゥゥ(何も言えなくなったオタク)

しず子〜 かすみんの前髪変じゃないですか?

 

大丈夫 かわいいよ

 

えへへへっ ありがと

 

 はあはあはあはあ(過呼吸)

 ヤバくないこのシーン、何がヤバいってしず子がかすみんにハッキリと言ってるんですよ「かわいいよ」って、8話で目をそらしながら「かわいいんじゃないかな…」としか言えなかった!あのしず子が!真正面から!かすみさんの顔を見て!かわいいよって!

 うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!(CV優木せつ菜)

 なんかこのシーンを見ると毎回ニヤニヤしながら一周回って感極まって泣くキモ=オタクになってしまうんだが。誰か俺を助けてくれ/許してくれ。

 

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もうやめて!しずかすオタクのライフは0よ!

 しずかすオタクオーバーキル

 ここで演劇祭のお礼でヘアピンを渡す描写入れてくれるのしずかすスタッフに愛されすぎだろ。

 アニメに登場を許されなかったヘアピンさんwwwwwって煽っていたオタク君たちがこれを見てひれ伏したらしいですね(未確認情報)

 しずくさんはこれをつけているかすみさんを毎日見て「私のかすみさん…」って思う日々が始まるんですかね。

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こちら今回のブログのキャプ画像に採用です

 恋人つなぎ!?!?!?

 ヤバいねこう…なんかヤバいね(語彙力)

 

 二期はいったいどんなしずかすが見れるのかワクワクして夜しか眠れません。

 

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ん???

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かすみさん私のヘアピンは?????????




 

 

 

虹ヶ咲と私の「夢」

 こんにちは じろうです。

 

 今回、ぎぬま*さん(NEXT_Ginuma)と生春さん(@Time_mrsi)主催の

 #明日へ夢を繋ごう

という虹ヶ咲アニメ2期前夜祭タグ企画に参加させていただこうと思い今回のブログ記事を書くことにしました。よろしくお願いします。

 

 突然ですが、皆さんは今回のタグ企画にも使われている「夢」という言葉にどのような印象を持っているでしょうか?

 

 私は「夢」についてあまり良い印象を持っていませんでした。

 

 生きていると度々色んなところで、「夢は持つべきだ」とか「諦めなければ夢は必ず叶う」だとか、そんな言葉を目にすることが多いと思います。

 

 正直言ってうんざりしてきませんか?

 

 「私は頑張って夢を叶えた、あなたも頑張れば夢が叶う」みたいなこと言われても、いやそんなん知るかよ、夢なんて叶わない奴の方が多いし、そもそも夢なんてない奴の方が大半なんだよ、そう言ってやりたくなります。

 

 自分も人に誇れる夢なんて持ってません。

 

 正直なことを言うと、自分はラブライブシリーズに多少上記のような夢の押し付けのような印象を受けていました。

 

 誤解しないで欲しいんですが、決してラブライブシリーズを嫌っているというわけではないですし、好きな曲だってたくさんあります。

 

 ですがやはり今までこのコンテンツが自分にしっくりきていなかったのは、物凄く真っ直ぐに「夢」を見つめている彼女たちが眩しすぎて見ていられなかったというのはあると思います。

 

 さて、自分は半年ほど前、ラブライブサンシャインがリアルタイムで放送されていた時期ぶりにラブライブに触れました。

 特に大した理由もなく、友人の家で暇だからという理由で、丁度放送されていたラブライブスーパースターの方を視聴しました。

 久しぶりに見るラブライブ!とても面白かったです。

 ですが、マイナスな意味に聞こえていたら本当に申し訳ないんですが自分の中では良くも悪くもラブライブだなという感想でした。

 壁にぶつかろうがそれを乗り越えて夢を叶えていこうとする彼女たちがやっぱり自分には眩しすぎて、自分はそこまでラブライブには情熱は注げないだろうなと思いました。

 でも面白かったのは間違いないしもう一個見てないラブライブがあるし見てみようかな。

 それが自分の虹ヶ咲との出会いでした。

 

 自分にとって虹ヶ咲のアニメは、今まで自分が感じていたラブライブへのイメージをひっくり返しました。

 それはひとえに「高咲侑」の存在があると思っています。

 

 

 スクスタを触っていた方なら、この子はあなたちゃんポジションのキャラなんだなと一発で理解できると思いますが、当時の僕はそんなこと微塵も知りません。

 

 そんな彼女の1話のセリフ

 

自分の夢は まだ ないけどさ…

夢を追いかけてる人を 応援できたら…

私も 何かが始まる!

 

 

 このセリフで私はこの虹ヶ咲に一気に興味を惹かれました。

 侑ちゃんはハッキリと明言しました。

「自分の夢はまだない」と

 こんなことを言うキャラクターはラブライブの中では異質の存在なのではないでしょうか?

 そんなキャラクターがこの先一体何を見せてくれるのだろうか。僕はワクワクしていました。

 

 そこからの全13話、自分にとって本当に大事で大切な13話になりました。

 同好会のみんなの夢を全力で応援する侑ちゃん、私はその姿に自分の姿を重ねてしまいました。

 誰かの夢を応援することが夢、そんな考えだっていいんだ、それを夢だと言い張っていいんだ、ということを私は侑ちゃんから教わりました。

 

 そこから自分のラブライブ全体の見方が変化していったように感じます。

 

 この記事を読んでくださってる方の中にも、自分は夢なんてないと思っている方がいると思います。

 ですが、この記事をわざわざ読んでくれるということは少なくとも何かしらのラブライブが好きなのではないでしょうか?いえ、別にラブライブでなくても構いません、きっとあなたにも好きなものはあると思います。

 その好きなものを応援することを夢だと言い張ってみませんか?

 人の夢を応援するということを軽く思わないでください。

 

 μ'sもあなたの応援がなかったら伝説になりえなかった。

 

 Aqoursもあなたの応援がなかったら東京ドームに立てなかった。

 

 Liellaもあなたの応援がなかったら何も始まらなかった。

 

 別に自分一人いなかったところで結果は変わらなかった、そう思う方もいると思います。いえ、ここまで大きなコンテンツとなると実際その通りでしょう。

 ですが、そんな一人ひとりの応援する気持ちが集まって、ラブライブに限らず様々なコンテンツは存在し、成長することができる。

 あなたの応援がなければ誰かの夢は存在できないんです。それはもう自分の夢と言い張っても良いんじゃないでしょうか。

 

 

 さて、明日からラブライブ虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会二期が始まります。

 一期が放送されたときには虹ヶ咲の存在すら知らなかった自分にとっては、初めて周りと一緒にリアルタイムで見ることができる虹ヶ咲です。

 一期の終盤で自分が叶えたい夢を見つけた侑ちゃんと新しい3人を加えた12人の同好会の皆、そんな彼女たちの夢を全力で応援することが今の私の「夢」です。

 彼女たちがこの3か月間、一体どのような夢を見せてくれるのか、今からとても楽しみです。

 

 

 

 

 

Love the Life We Live!

こんにちは じろうです。

ラブライブ虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会4thLive~Love the Life We Live~

出演者の皆さん、スタッフの皆さん、「あなた」として参加された皆さん、二日間本当にお疲れ様でした。

 

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結論から申し上げますと

ほんっとうに最高のライブだった!!!!

ここ近年で自分が行ったライブの中でも非常に満足度が高かったです。

 

 

 

さて、自分はライブ前に下のような記事を書きました。

 自分は、アニメの放送時期でもなんでもない去年の秋ごろのタイミングでアニメの虹ヶ咲を視聴して彼女達にどハマりし、彼女たちを応援し始めました。

 自分で言うのもなんですが、この時期に虹ヶ咲にハマったという人はそうはいないんじゃないでしょうか?

 元々ラブライブが好きで最初から虹ヶ咲を応援してる人、アニメの放送時期にリアタイで見てそこから応援してる人、そんな人たちに対して羨ましい気持ちがないと言ったら嘘になります。

 自分も最初から虹ヶ咲のみんなを応援して、歴史を積み上げていきたかった。まだ半年も満たない時間しか虹ヶ咲のことを知りませんが、そう感じるくらいには虹ヶ咲が大好きです。

 でもやっぱり今そんなことを言ったって過去には戻れないしやり直すことはできない。

 

 

 

 さて、今回のライブのオープニングで、ランジュ役の法元さんとミア役の内田さんがサイドステージから登場し、10人の待つメインステージへと2人で合流するという演出がありました。彼女たちは虹ヶ咲のナンバリングのライブでは今回が初出演です。

 私はそんな彼女2人に自分の状況を重ねてしまいました。

 私のような1人のオタクとは比較にもならないでしょうが、彼女達2人も今まで虹ヶ咲が同好会が積み上げてきた歴史に対して入り込んでいくということ対して不安な気持ちや図り知れない重圧などネガティブな要素も沢山あっただろうと思います。

 ですが、彼女たちの堂々のステージを2日間通して見て、過去なんて振り返っても仕方ない!今を楽しもう!そんなことを言われてる気になりました。

 

いつだってスタートしたっていいんだね
扉はいつでも開いてるから

 

 この歌詞の部分はミアとランジュが歌っています。

 "いつだってスタートしていい""扉はいつでも開いてる"

 この歌詞を2人が歌っているということが今の自分にとって、本当に、どうしようもなく大きなことでした。

 他の人と比べたって仕方がない、自分は自分の"大好き"を信じて彼女たちを、虹ヶ咲を応援していこうと自分の中で思うことができました。

 読んでいただきありがとうございました。5thライブも絶対行くぞ!

 

 

 

 

 

 

 

ここからは僕の推しの中須かすみちゃんについてのフリートークです。

結構雑に書いてます。

 

 

 

 

 

 まずTo be yourself、かっこいいかすみん!いやもうかすみんはただでさえ宇宙一可愛いっていうのにかっこいい属性まで追加しちまったらもうそれは無敵級どころじゃなく無敵なんよ。

 実際のパフォーマンスではコスモスライト!煌めけミルキーウェイ!ハーモニー!とかわいい声で叫びながらサイドステージから登場、僕はそりゃもうぶち上がりまくり。

 そして相良さんの力強くもやっぱりかすみんだと思わせてくれるあの歌声!

 ダイヤモンドやワンダーランドなどの、かすみん!って感じの曲でももちろんなのですが、今回のような少し毛色の違うような曲でも100%かすみんを表現する相良さんには脱帽の一言です。

 この曲はいつもと異なる曲調でもやはりこの曲の最後の歌詞

強く美しく 自分自身であれ

 を聞いて、かわいいだろうがかっこいいだろうが自分自身を貫く俺の大好きなかすみんだなと強く感じました。

 でもday1で歌い終わって最後にとびきりの可愛い声で「かすみんでした♡」っていって退場していったのはもう反則です。"かっこいい"からのギャップも相まって最大級の”かわいい”で僕のこころを抉ってきました。”かわいい”で人の心は壊せるんですよ。

 

 そしてなんといってもQU4RTZ、このユニットは本気で人類史上最強のユニットだと思ってます。

 このユニットってメンバー的にかすみんが良くも悪くも目立ちそうだなって最初は思ってたんですけど全然そんなことがないんですよね。かといって全くかすみんっぽさがないのかというとそういうことでもない。

 4人が絶妙なハーモニーで調和し合ってとんでもない癒し効果が発揮されます。彼女たちの歌声は万病に効く。

 ライブではSwingingとTwinkle Townが披露されましたね。

 Swingingももちろん大好きなのですが、自分の中でTwinkle Townが本当に大好きなんですよね。しかも自分の中ではTwinkle Townは今回のライブでやる可能性について全く考えてなかったので余計ダメージが凄かったですね…

 らぶゆーの後ににゃんにゃんにゃんが流れたとき、えなんでにゃんにゃん?ってなったのですが、みんな猫耳つけてるし全体曲扱いなんだろうなって自分の中で決めつけてTwinkle Townの可能性なんて1ミリも考えずににゃんにゃんしてました。

 なのでにゃんにゃんが終わってシャンシャンシャンって聞こえたとき、自分の脳がバグを起こし何とも言えん奇妙な動きをかましてしまいました。(あのときのじろう面白かった/連番の友人談)

 今回のライブで一番嬉しかったし一番泣きました。君の笑顔もっと見たいんだ、とか言われたらもうそりゃオンオン泣きますって。

 CD音源とは異なって音程をずらしてハーモニーを奏でて本当に凄かったですね泣いてたのでそこまで記憶にないのですが…

 QU4RTZはバンナムフェスでまた会えると思うのですが、十中八九Sing&Smileやりますよね…僕がQU4RTZで一番好きなのSing&Smileなんですよ…

 かすみんパートの、「夢の世界へ 連れてくよ 心から 笑ってみてねえほら」って部分で今回の比にならないくらい涙腺が壊れる気がします…バンナムフェス連番不可で単番でしか応募できないので隣に座るオタクにはこの場を借りて謝罪しますごめんなさい。

 

 

 かすみんを生で拝見するのはカウントダウンライブが初めてで今回は2回目だったのですが、カウントダウンライブのときはそれほど出番がなかったので今回が初めてくらいの感覚でした。

 やっぱりかすみんと相良さんはとんでもなくかわいい!ひとつひとつの動作までほんとにかすみん!って感じで相良さんにはものすごく敬意を感じます。

 かすかす→かすみんです!はもう一つの芸術だと思います。

 

 この二日間、たくさんのかわいいかっこいいかすみんを見れてとても幸せでした。

 5thライブもいつも通り最高に可愛く、さらにいつもとは違うようなかすみんを期待しています。

 アニメ二期もたくさんのかわいい変が…笑顔をみせてね、かすみん。

新しい、自分だけの虹を探しに

こんにちは じろうです。

 

現在、2/25(金)夜、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会4thライブ前夜です。

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あああああああああああああああああああああああああ

楽しみすぎるううううううううううううううううううう

正直某ウィルスが10000人とか聞いたときは8割方諦めてたからほんと良かった…

 

 雑に明日への意気込みを書いておきたいと思います。

 自分にとっては、初の虹ヶ咲単独公演ライブです。

 虹ヶ咲というコンテンツを知ったのは去年の秋ごろだったのでまだ半年もたってないんですね…

 毎日虹ヶ咲の曲を聞きすぎてもっと前から知っていたような感覚です。

 そもそもよく申し込んだよね秋くらいの僕は。

 

 前日となった今でこそ楽しみすぎて外を走り回りたいくらいのテンションですが、実は申し込んだ当時の僕はそれ程までは乗り気じゃなかったと記憶しています。

 というのも、自分は行くことができなかった…というより、開催していた時に虹ヶ咲というコンテンツを知らなかった、3rdライブの存在が原因でした。

 あの3rdライブのセトリを見たとき、なんだこのライブは…もう虹ヶ咲というコンテンツでこのライブを超えることはできないんじゃないか…と本気で思い、どうしてこのライブに自分は行かなかったんだと落ち込みました。

 その後、虹ヶ咲4thライブの存在を知り、ライブイベント大好きな僕はまあ当然のように行こうとするのですが、やはり脳裏にちらつくのは3rdライブのこと

 

「そりゃかすみんみたいけどなー無敵級も夢ここもネオスカもやんないんでしょーなんか知らんキャラもいるし」

 

というのが秋くらいの僕の心境です。まあなんだかんだ申し込みましたけど。

 

 そこから年末くらいまでかな?正確にいつまでというのは覚えてないですが、僕はLLLの曲はほとんど聞かずにアニメ曲と無敵級*ビリーバ―ばかり聞いて、3rdライブに思いを馳せつつ「アニガサキはいいぞ」としか言えない何とも言えんオタクと化していました。

ところがある日、まあきっかけなんて微塵も覚えてないけど、4thライブの表題曲であるL!L!L!を聞きました。

 

「あれ?なんかめっちゃいい曲じゃね???????」

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いつだってスタートしたっていいんだね
扉はいつでも開いてるから

 

 僕の心は本当にこの歌詞に救われました。

 自分自身、虹ヶ咲というコンテンツを好きになるのは本当に遅かったと思う。

 アニメから虹ヶ咲にハマった人、何年も最初から虹ヶ咲を追いかけている人、そういう人たちのことを僕は羨ましくて仕方がなかった。

でもこの歌詞を聞いて、ああ、ここからスタートでもいいのかな…と自分の中で結構折り合いをつけることができたような気がします。

 

 そこからL!L!L!に収録されているみんなのソロ曲を聞き始めたのですが、まあこれは素ばらしい曲だらけで今まで聞いてなかったのがもったいなかったほんとに。そして4thライブで虹ヶ咲の皆に会えるのが本当に楽しみになってきました。

明日のライブは4thライブですが、自分自身は1stライブだと思って参加します。

それはここが、この4thライブが僕にとっての"スタート"だから。いつだってスタートしてもいいと言ってくれた彼女たちをここから応援し始めよう。そして、3rdライブまでとは違う新しい虹を自分自身で見つけよう。そんな気持ちで明日に臨みたいと思います。

読んでくださった方ありがとうございました。

 

 

 

ちなみに僕がL!L!L!で一番好きな曲は栞子さんのコンセントレイト!です。

#最高のエンターテインメント

"無敵級"な"ビリーバー"のお話

 こんにちはじろうです

 今まで使ってたブログサイトが使いづらかったのと新しく好きになったことが増え、キリが良かったので乗り換えてみました。よろしくお願いします。

 

本日は1月23日

中須かすみちゃん 誕生日おめでとう!!!!!

 この約3か月の間に虹ヶ咲のアニメを見て、かすみん沼に中々にハマりました。ラブライブカウントダウンライブにも行きました。

 あまり今まで好きになったことがないタイプのキャラで正直自分でもびっくりしていますが、なんでこんな彼女に惹かれたのか、ふと文章にまとめてみたいなと思ったのと、ちょうど誕生日が近かったということで、私が彼女にハマるキッカケであり、かすみちゃんの代名詞ともいえる曲である無敵級*ビリーバーを軸にかすみちゃんについてブログを書いてみることにしました。

 まだかすみちゃんを知って3ヶ月ほどの人が書いてるので、なんだよそんなん常識だろってこともあるかもしれませんが、3ヶ月程度の知識で書いたんだなと、温かい目で流してください。

 

無敵級*ビリーバーとの出会い

 まず、僕が虹ヶ咲について知ったのは、10月頃に何気なく視聴した虹ヶ咲のアニメでした。アニメを初めて見た後、私は正直中須かすみちゃんにはそこまで惹かれてはいませんでした。アニメ自体はとても面白く、各キャラが個性を出していて近年見たアニメではとても高クオリティだったと思います。りなりーマジでかわいかったです全人類ツナガルコネクトのMVを見てりなりーの可愛さに悶えてください。

youtu.be

話が逸れました。

 アニガサキ初見のときのかすみちゃんへの抱いた感想としては、なんかおもしろい子だなー程度の感想だったと思います。表情がコロコロ変わって見ていて飽きないですし。

 でもやっぱり、すごい自分のことをかわいいかわいい言ってるし自分自身に常に自信を持って生きてるんだろうなって感じがして根が陰な私自身には共感ってやつが微塵もできなかったんですよね。8話の桜坂しずくさんには逆にもの凄く共感してしまいましたけど。8話何十回も観てますけどしずくさんの「嫌い…こんな私…」ってところで毎回胸が苦しくなります。

 

 また話が逸れました。アニメの虹ヶ咲はほんとに良すぎたので書きたいことが多すぎますね。多分いつか書きます。

 とりあえず、私にとっては彼女は今までの傾向からあまり好きになるようなタイプのキャラクターではなかった。

 でも、そんな彼女へのイメージが根底からすべてひっくり返されてしまった曲

「無敵級*ビリーバー」

youtu.be

 

 アニメを見たのち、YouTubeで公開されている虹ヶ咲の動画を見て回っているとき、この視聴動画を見ました。

 初めてこの動画を見て、なんだこのかすみんは?!ってなってそこから10回以上リピートして、その日からしばらく彼女と無敵級*ビリーバーのことしか考えられなくなりました。

 僕の今までの僕のそれまでの中須かすみ像は、自分で自分のことが大好きで超が付くほど前向きでものすごいメンタルが強い女の子って感じでした。たぶんそれで大枠は間違ってないと思います。でも無敵級*ビリーバーを通して、中須かすみというキャラクターの本質はそこではないと感じ、彼女に魅力を感じるようになりました。

 

無敵級*ビリーバー 歌詞

Woh Woh-oh Mirror on the wall
Woh Woh ほら笑って
Woh Woh-oh Mirror on the wall
Believe in myself

一人ぼっち歩く夜
ため息を繰り返してる
キラキラ イルミネーション
まぶしくってあのコみたい

「努力しても追いつけないのかな」
『ううん!弱気で凹んでちゃダメ』
「私にだってできるはずなのにな」
『超絶 誰より イチバンだもん』

この世界中でたった一人だけの私を
もっと好きになってあげたい

Hey! Girl in the mirror!
鏡の向こう 笑顔の魔法かけよう
とびっきりキュートに笑ってみようよ
自信が湧いてくるでしょ
顔上げて I’m a Sweetie Cutie Braver

気付けば また振り出し
置いてけぼり感 MAX
満を持して空回り
キミもそんなときある…?

「手強いライバル現る 焦る」
『がんばる姿 見ててほしいな』
「計画通りにはいかないな」
『ねぇ ますます目が離せなくない?』

この世界中の全員が No だって言ったって
私は私を信じていたい

Hey! Girl in the mirror!
とっておきの笑顔で さぁ始めよう
もう絶対めげない 負けないって決めたの
不安も吹き飛ばしてこう
前向いて I’m a Super Perfect Believer

長い夜明けて 朝目が覚めたら
新しい私に出会えるはず
今日より明日の自分のこともっと
大好きになっていたいんだ

Hey! Girl in the mirror!
鏡の向こう 笑顔の魔法かけよう
とびっきりキュートに笑って
みんなの視線ひとり占めしちゃおう

Hey! Girl in the mirror!
とっておきの笑顔で さぁ始めよう
もう絶対めげない 負けないって決めたの
不安も吹き飛ばしてこう
前向いて I’m a Super Perfect Believer
Let’s go! 無敵級*ビリーバー

Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/kasumi-nakasu/muteki-kyuu-believer/

中須かすみ」と「かすみん」

 無敵級*ビリーバーを聞いて、歌詞を見て、自分の抱いた最初な気持ちとしては、かすみんは本来、「かすみん」ではなく「中須かすみ」という人間なんだなということでした。何を当たり前のこと言ってるんだという感じですよね。

 前提として、私は、自分自身に絶対の自信を持ち可愛いと信じて疑わない「かすみん」と、自分自身にそこまで自信がなく、少し弱気な「中須かすみ」の二種類の人間が存在していると思っています。

 僕が最初に虹ヶ咲に触れたのは、アニメの虹ヶ咲でしたが、そのアニメの中でのかすみんは終始「かすみん」だったと思っています。逆を言えば「中須かすみ」はほとんど出てきていない。唯一、8話での桜坂しずくさんへの告白(?)シーンだけは「中須かすみ」だったなあと、何回も見直した後には感じました。

 そんな感じでアニメにはほとんど「中須かすみ」が出演していないので、「かすみん」のことを僕は中須かすみであると錯覚してアニメを視聴しました。初見であまり好きにならなかったのはこれが理由だと思っています。

 ですが、この無敵級*ビリーバ―では多くの「中須かすみ」が出演しています。

一人ぼっち歩く夜
ため息を繰り返してる
キラキラ イルミネーション
まぶしくってあのコみたい

 初っ端からこの歌詞、少なくとも最初の僕の中のかすみんのイメージではこんなことは言いませんでした。かすみんがため息…あのかすみんが…?みたいな感じですね。僕はかすみんをトンデモ超人だとでも思っていたのでしょうか。

 

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一人ぼっちのかすみん

 PVでも、アニメでは見たことのないような表情を浮かべるかすみんが描かれています。というより無表情ですね。基本的にかすみんは笑顔だったり怒ってたり泣いていたりとんでもない顔をしていたりと、こんな感じの無表情は描かれてなかったと思います。この場面は「かすみん」ではなく「中須かすみ」であると考えられます。

 また、「かすみん」と「中須かすみ」が存在する仮説を裏づける証拠として、次の歌詞があります。

 

「努力しても追いつけないのかな」
『ううん!弱気で凹んでちゃダメ』
「私にだってできるはずなのにな」
『超絶 誰より イチバンだもん』

 

「手強いライバル現る 焦る」
『がんばる姿 見ててほしいな』
「計画通りにはいかないな」
『ねぇ ますます目が離せなくない?』

 

 上記の「」の部分が中須かすみの、『』の部分がかすみんの歌っているパートであると思われます。

 「中須かすみ」が後ろ向きな言葉を言った後に「かすみん」が前向きな言葉を返しています。これは、PVと一緒に見るとより信憑性を増すと思います。

 

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中須かすみとかすみん

 

 このPVの部分ではシーンの手前側の「中須かすみ」が「」の部分を歌唱し、大きいスクリーンに映っている「かすみん」が『』の部分を歌唱しています。明確にPVの中で歌い分けがされている、公式の歌詞で「」と『』が使い分けられているということから、少なくとも2種類のかすみんが存在するということは確定と思っていいと思います。

 

 

”白雪姫”から考える中須かすみ像

 前項で、かすみんには「中須かすみ」と「かすみん」が存在するという点を考察しました。では彼女は俗にいう二重人格というやつなのでしょうか?僕自身は彼女を説明するのに二重人格という言葉は適さないと考えています。では桜坂しずくさんのように「かすみん」という存在を演じているのでしょうか?いや、それもしっくりきません。そもそもアニメで桜坂しずくさんに対して「もっと自分を曝け出してよ!」って言っていたのに自分自身はかすみんの仮面を被っていたとなっては違和感が残ります。

 では、「中須かすみ」と「かすみん」この関係性は一体何なのか。その答えを紐解くカギは、彼女を語る上で重要なキーワードである”鏡”にあると私は考えています。

Woh Woh-oh Mirror on the wall
Woh Woh ほら笑って
Woh Woh-oh Mirror on the wall
Believe in myself

 無敵級*ビリーバ―の歌い出しの歌詞です。この段階からMirror―鏡という単語が使われています。では、Mirror on the wallとは何なのか、壁の上の鏡…?訳が分からない。英語は苦手なのでとりあえず翻訳サイトにぶち込んでみました。

 

Mirror, mirror on the wall  訳語  鏡よ鏡

 

 鏡よ鏡、世界で一番美しいのは誰?というセリフで有名なお話、そう白雪姫です。日本人なら一度は耳にしたことがあると思います。

 流石に偶然このセリフを歌詞に入れたとは考えづらいので、意図をもってこのセリフを使ったと考えられます。

 まずこのセリフを言ったのは白雪姫ではなく魔女です。魔女は自分が世界で美しい?と魔女が鏡に問いかけ続けます。、あるとき、白雪姫が魔女よりも美しいと鏡に言われ、魔女はそのことに耐えられずに白雪姫を毒殺しようとする。大雑把に白雪姫はこのようなお話であったと記憶しています。

 改めて白雪姫という物語について考えて、私は魔女は本当に心の底から自分自身が世界で一番美しいとは思っていなかったのではないかと考えました。

 仮に魔女が心の底から自分のことを世界で一番美しいと考えていたとしましょう。もしそうだったら、魔女は興味本位から何回か問いかけることはあれど、毎日毎日何回も問いかけたりはしないでしょう。聞くまでもなく自分が世界で一番美しいんだから。これは、世界で一番美しいのは私じゃないかもしれないという恐怖、焦りからこのような行動をしているのだと思います。それに、本当に自分が世界で一番美しいと思っているなら、鏡に世界で一番美しいのは白雪姫だと答えられたときに、「何を言ってるんだこいつは壊れているのか、世界で一番美しいのは私に決まっているだろう」と鏡を叩き割ると思います。

 「中須かすみ」もこの曲中に魔女と同じように何度も問いかけます。「鏡よ鏡、世界で一番かわいいのはかすみんだよね?」と。ここで前述の白雪姫の魔女のお話に照らし合わせて考えると、「中須かすみ」は自分で自分のことを心の底から本当に可愛いとは思っていないということになります。「中須かすみ」は自分自身が本当に可愛いのか、認められているのか、不安だからこそ、何度も「中須かすみ」は鏡に問いかけます。

 

 彼女の曲にMargaretという曲があります。発売時期は無敵級*ビリーバーの発売から約1か月後、ほぼ同時期と言っていいでしょう。その曲の歌い出しは以下のようになっています。

鏡に映る自分に問いかけてみたの
今の私は魅力的に見えますか?
まだ応えは返って来ないままで‥

 どうやら答えは返ってきてないらしいです。この歌の歌詞の今の私は魅力的に見えますか?の部分からも、自らに対する自信の無さがうかがえます。また、続く歌詞として

誰よりもいっぱい笑顔絶やさないように
今日も私はちゃんと可愛くいなくちゃ
部屋でひとり考えたの

 今日も私はちゃんと可愛くいなくちゃと言っています。今日も私はかわいい!ではないんです。最初の私のかすみん像では間違いなくかわいい!と言い張ります。超前向きというイメージも払底されました。実は彼女は、自分に凄い自信を持っていそうだけど、実際はとっても臆病で繊細な普通の女の子だということを感じてもらえたと思います。

 さてちょっとした答え合わせのつもりでMargaretの歌詞を用いましたが、今回はあくまで無敵級*ビリーバーがメインなので戻ろうと思います。

 

 「どうしましょう、鏡さんからの返事もないし、このままでは可愛い可愛いかすみんが醜い魔女さんになってしまいます。かすみんピンチです。」

 

 ですが、彼女は魔女にはなりませんでした。歌詞で鏡に問いかけた後に記されている Believe in myselfー「自分自身を信じる」 この言葉によって中須かすみは魔女とは違った未来に進み始めます。 

 

「かすみん」を映し出す”鏡”

 場面はPVで「中須かすみ」が歌ってスクリーンに映っているかすみんが返答をしている直後からです。

この世界中でたった一人だけの私を
もっと好きになってあげたい

 とても大好きな歌詞です。無敵級*ビリーバーを聞いて、この部分の歌詞が印象に残る方も多いのではないでしょうか。この部分のPV部分は無敵級*ビリーバーでの最重要な部分だと思うので見ていこうと思います。

 

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唖然としているかすみんも可愛いよ!

 モニターかすみんが徐々に消えていき、中須かすみのみが夜空の下に放り出されます。その後、中須かすみの前にはど〇でもドアが…違いますこれは鏡です。中須かすみさんの前に鏡が現れました。

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鏡に映る自分を見つめるかすみん

 中須かすみは、鏡の中に映る自分を見つめます。そこに映っていたのは努力しても追いつけない、私にだってできるはずなのに、と弱音をこぼした自分自身。やはりそこに笑顔はなく、無表情のままです。

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かすみんには笑顔が似合う

 ところが鏡の中の「中須かすみ」は衣装も切り替わり、「かすみん」になります。ここで重要なのは、”鏡”の中に映っていた最初は「中須かすみ」だった存在が「かすみん」になったということです。もし二人が全くの別人格であったのなら、このような表現にはならない気がします。あくまで鏡に映るのは良くも悪くも自分自身。その自分自身が変化したということは本質的には 「かすみん」=「中須かすみ 」ということになるのではないでしょうか。これが、中須かすみとかすみんが二重人格である、演技をしている、というのを私が否定している根拠です。

 そして、「中須かすみ」が「かすみん」になることができたのは、自分自身にはっきりと自信が持てないながらも、それでも自分自身を信じて好きであり続け、可愛いを追求した結果なのではないのではないかと考えました。

 

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かすみんへとフォルムチェンジ

 「中須かすみ」は「かすみん」に手を引かれ、二人は一体化します。このとき、「中須かすみ」が初めて笑顔になったのが印象的です。

 歌詞には、「世界中でたった”一人”だけの私」とあります。あくまで”一人”なんです。「中須かすみ」と「かすみん」は二つで一人の存在なのです。

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中須かすみ」は「かすみん」へ

Hey! Girl in the mirror!

鏡の向こう 笑顔の魔法かけよう
とびっきりキュートに笑ってみようよ
自信が湧いてくるでしょ
顔上げて I’m a Sweetie Cutie Braver

Hey! Girl in the mirror!

とっておきの笑顔で さぁ始めよう
もう絶対めげない 負けないって決めたの
不安も吹き飛ばしてこう
前向いて I’m a Super Perfect Believer

 サビ部分の歌詞です。

 今までは~したいと自分自身のことを歌っていたのに対して一転、~しようという誰かに呼びかけたような歌詞になります。最初のHey! Girl in the mirror!から読み取るに、「ねえ!鏡の中の女の子、あなたもキュートに笑ってみない?」と、ですがまあ当然と言っては当然なのですが、鏡の中の自分に話しかけているということは自分自身に話しているということになります。これは、「かすみん」になった「中須かすみ」の自分自身へのメッセージであり、自分自身への決意表明なのだと感じました。「鏡がどんな答えを返してきたって知るもんか!この世で一番かわいいのはこのかすみんなんだ!」と。

 

余談ですが、レインボーブリッジのかすみんのサビのダンスは本当に可愛く作ってもらってるし、ライトアップの演出がとてもきれいです。是非見てもらいたいです。

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レインボーブリッジを封鎖したのは侑ちゃん(未確認情報)

 

”無敵級”な”ビリーバー”

この世界中の全員が No だって言ったって
私は私を信じていたい

 

 2番のサビ前の歌詞です。

 この部分の歌詞には何かデジャブを感じますね

 

「もしかしたら、しず子のこと好きじゃないっていう人もいるかもしれないけど、私は桜坂しずくのことが大好きだから!」

 

 わからない方はこんなブログを見てる場合じゃありません。早急に虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会第8話を見てください。

 8話について語りたいけど我慢します…。ここで重要なのは「しず子のこと好きじゃないっていう人もいるかもしれないけど」という部分ですね。

 この世界中の全員がNoって言ったってという部分と明らかに似ていますね。ここまで似ているとアニメではほぼ間違いなく意識してこのセリフをぶっこんだなと思います。

 あくまで僕の浅い人生での話なんですが、こんなセリフって自分が否定されたりした経験がないと出てこないんじゃないかなと思います。アニメのかすみんみたいなキャラでいると猶更言われるんじゃないかと思います。

 

 誰かに否定されたとき、まるで世界のすべてに人から否定されたような気分になるときもあるかもしれません、彼女自身もまた、誰かに否定をされた、お前はNOだと言われた。でも、例え全ての人に否定されたとしても、一番身近に存在する自分が自分自身を、「かすみん」という存在を否定することはダメなんだ。自分自身で「かすみん」を否定したら「かすみん」という存在が死んでいく。

 だから彼女は彼女自身を信じようとしている、実際はかわいくないかもしれない、嫌われているかもしれない、でもそれでもいい、根拠なんてなくたっていい、本当のことなんて知ったことじゃない、「私だけは私を信じ続ける」と。

信じて信じて信じて、ひたすらに信じて、そして中須かすみ」が「かすみん」として辿り着いたのが”無敵級”な”ビリーバ―”なんじゃないかなって、無敵級ビリーバーという存在は彼女の到達点なんじゃないかと、そんな結論に私の考えは纏まりました。

前向いて I’m a Super Perfect Believer
Let’s go! 無敵級*ビリーバー

 

総括

 無敵級*ビリーバーは投票企画で作られた曲とPVということもあってか、とても出来が良くかすみんが最高に可愛く描かれているので、是非フルバージョンを見て欲しいです。

 このPVを見て、無敵級*ビリーバーについて考えた後に、アニメの2話や8話を見るとまた最初とは違ったものが見えてきて、より彼女の魅力に惹かれるのではないかと思います。

 拙い文章でしたが、ここまで読んでくださってありがとうございました。

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無敵級の笑顔



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここから少し自分語り

 

 

 

 

 

 

 

 

 こんなに、彼女は自信を持ててないとか実は臆病とか書いてきましたが、私自身も私に自信なんて微塵も持ててないし、自分なんて別にいなくたっていいし、みたいな、そんな思考に慣れすぎて疑問すら抱いてませんでした。

 ですが、彼女を見て、無敵級*ビリーバーを聞いて、自分に自信を持って信じ続ければ生きることだって楽しくなるんじゃないか?と、恐らく20数年間生きてきて初めてそんな思考を持つことができました。

 そりゃいきなり私がかすみんみたいに私は凄い!可愛い!みたいに考えられるかと言われれば難しいと思います。今までそんなものとは正反対の思考をしてきたので…

 でも、ほんの少しでも、彼女の1%でも自信を持てたなら、見える景色も違くなるんじゃないかと思います。まずは頭にへばりついた思考から変えて行きたいですね。

 

 ですがやはり、心折れそうになったり、自分を信じれなくなったりすることはあると思います。そんなことを思ったら、彼女が可愛らしい声で親友を叱ったあの言葉を思い出しましょう。

 

「なぁーにあまっちょろいこといってるんだぁ!」